インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

カエル合戦

一昨日は曇りでしたが、春らしい暖かい湿った日でした。
展示館下の池のそばでカエルチェックをしていると、道路のむこうにある側溝から「クッ、クッ」という声…

もしや!

わ!やっぱり!
アズマヒキガエルの抱接行動でした。今年の初確認。
オスがメスに抱きつき、産卵受精をする生殖行動。どうやら水辺と間違えて、始めてしまったもよう…
このままここで卵を産んでしまったら、晴れた日に干上がって死んじゃう!


さいわいにして、産卵はまだ始まってないようなので、捕まえてバケツで池まで搬送しました。

ふー、危なかったね。
ごらんのとおり、アズマヒキガエルには指の吸盤がありません。
側溝のようなコンクリート三面張りに落ちてしまうと、はい上がれずそのまま死んでしまう危険性もあります。

ところで、本来はイボイボな肌質のアズマヒキガエルですが、繁殖期のオスはこのようななめらかな黄土色の肌になる個体が多いです。
陶器の置物みたいできれいですよね♪


そしてその昨日、池で集団の産卵行動が始まっておりました!
アズマヒキガエルの産卵行動は、昔から「カエル合戦」と呼ばれていて、たくさんのオスがメスにしがみついて組んずほぐれつをくり広げ、なかなか勇壮なのです。

個体は多くないですが、県民の森でも毎年、森林展示館下の池などで観察できますよ〜


こんどはちゃんと池の中で抱接。

下になっているのがメスで、オスは背中からがっちりと組み付いています。


おや?参加せずにぼんやりしているオスが…
なにキミ、草食男子?


そして今朝いってみたら、ありました!

卵塊です!
アズマヒキガエルの卵塊は、このようにゼラチン質のひも状の袋にはいっています。



胚が行儀良く一列に(笑)

長くて、しかもからみあっているので、正確な卵塊数はわかりませんが、5腹分ぐらいはありました。
成体の姿は、オスが6個体ほど。メスは産卵を終えて、山に帰っていったのでしょう。

また来年会おうね〜♪


(遠山)
- | 2013.04.07 Sunday 18:20 | comments(0) | - |
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