インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

草葉のかげの星たち

 


秋も深まってまいりました。 
ここのところ、肌寒い朝が続いている県民の森です。 

昨日から時折、小雨が降っていて、ウメバチソウが雨粒を宿していました。 

先日はウメバチソウの開花をお伝えしましたが、そのほかの秋の花たちも、つぎつぎ花期を迎えています。 

 
リンドウも、周辺で咲いています。 
特に、育樹祭会場周辺の遊歩道コースで、よく見られます。 
このあと、ミツモチ山登山道にも咲き始め、リンドウ前線が山を登っていくでしょう。

 
ゲンノショウコの実がはじけて、くるくると巻いていました。 
まだ見たことはありませんが、はじける勢いで種が飛ばされるのだそうです。 
右の方にはじける前の実がありますが、まるで剣か燭台みたいですね。 

民間生薬としても有名で、昔から胃腸の薬に利用されていますね。 
名前の由来は、薬効あらたかなことから「(良く効くことは)現の証拠」という意味をもって呼ばれた、という説が強いようです。 

 
ちなみに花はこんなかんじ。 
どこにでも咲いている1cmほどの小さな花ですが、そこはフウロソウの仲間、やはりアップで見ると綺麗です。 
(2013.08.13日光市湯ノ湖で撮影) 

 
民間生薬として、もうひとつ有名な花がセンブリ。 
そろそろ咲く頃かな?と思って探して見たら、ありました、ありました♪ 
草葉の陰でひっそりと咲いています。 

 
こちらにも。 
草丈が低いのであまり目立ちませんが、探すつもりでよーく見ると、あちこちに咲いています。 

リンドウと同じ仲間で、これも胃腸薬として人気の薬草ですね。 
ものすごく苦く、「千回振っても(煎じても)まだ苦い。」という例えから、この名がついたという説が有名です。 

ためしに葉っぱを噛んでみましたが、後を引く苦さ…(>_<) 

 
こんな見事な株も。 

これも1.5cmほどの小さな花ですが、まるで星が地上にばらまかれたかのような可愛らしい姿なので、案内員2号は秋の花の中で一番好きです。 

ただ、薬草としての人気が高すぎるのか、群生があっても根ごと大量に摘み取られていくことが多く、年々その姿を消している花でもあります。 
花の時期を過ぎても薬効は変わらないということですので、種が落ちた後に採取されることをお願いしたいと思います。 

この可愛らしい花が、いつまでも皆様の地域で観られますように。 


(遠山) 

※なお、「栃木県県民の森条例」第五条により、県民の森構内での植物採取は禁止されています。
自然情報(植物) | 2013.10.05 Saturday 14:35 | comments(0) | - |
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