インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

けんもりスミレ図鑑 [14] ニョイスミレ

ニョイスミレ
[Viola verecunda var. verecunda]


(20160506)

5月になると目立ってくる小型の小さなスミレ。
高山種以外では最も遅咲きなスミレのひとつ。



花柱の上部はやや左右に張り出す。
スミレ等のカマキリの頭形とは微妙に異なる。



距は短く、丸い。



葉は心形で基部は湾入する。
ブーメラン状に深く湾入するものは品種アギスミレという。



葉裏は通常緑色だが、紫色を帯びるものもある。

また、地上茎があることもニョイスミレ類の大きな特徴である。


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ムラサキコマノツメ
[Viola verecunda f. violascens]



花弁全体が淡紅紫色となるニョイスミレの品種。


(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.05.16 Monday 15:53 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [13] アカネスミレ

アカネスミレ
[Viola phalacrocarpa]


(20160418)

濃紫色で葉の幅が広いのがアカネスミレ。



側弁基部は白毛が密生していて内部が見えにくい。
柱頭の先はカマキリの頭形。



距は細長い。
全体に毛が多く、
側弁以外が無毛のものは品種オカスミレとなる。



葉は微毛が生えていて、
形の翼は微妙な感じで、ほとんどないと言える。



葉裏は緑色。

(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.05.16 Monday 15:52 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [12] スミレ

スミレ
[Viola mandshurica]


(20150425)

春本番になってから咲き始める、
スミレという名のスミレ。

目が覚めるような紫色が気持ちよい。



花柱の先はカマキリの頭形。
側弁基部は有毛。



距はやや細長いのが普通だが、



距の形や、植物体の毛の有無などは変化が多いので要注意。



葉はへら状で葉柄には明瞭な翼がある。


(20150510)

根が褐色であることも大きな特徴。

(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.05.16 Monday 15:52 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [11] アリアケスミレ

アリアケスミレ
[Viola betonicifolia var. albescens]


(20160416)

花は白地に紫条が入る。
紫条の濃淡の程度によって、
花が白色に見えるものから淡紫色に見えるものまで変化が多い。



花柱の先はカマキリの頭形。
側弁基部は有毛。



距は太く短い。


(20160418)

葉はさじ型で翼がある。

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スミレとは花の色と距の長さなどで区別する。

(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.05.16 Monday 15:52 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [10] フモトスミレ

フモトスミレ
[Viola sieboldii]


(20160418)

白い花をつける小型のスミレ。
展示館周辺や展望コースの遊歩道などで多く見られます。

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花は白色で、唇弁に紫条が入る。



花柱の先はカマキリの頭形。
側弁基部は毛が密生。



距は短く、ピンクを帯びることが多い。



葉は卵形で、
裏面は赤紫色を帯びることが多い。



県民の森内では葉に斑が入るものが多い。
(品種フイリフモトスミレ)

(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.05.16 Monday 15:51 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [9] ヒメスミレ

ヒメスミレ
[Viola inconspicua ssp.nagasakiensis]


(20160418)

濃紫色のスミレが咲きだすと、
混乱してお手上げ状態になりがちなので、
今年はしっかり確認してみたいと思います。

今、県民の森で咲いているスミレで、
濃い紫色のものは主に以下の3種。

・ヒメスミレ
・アカネスミレ
・スミレ

どれも平地にも普通にあるスミレです。

特にこのヒメスミレは、
アスファルトのすき間や花壇に勝手に生えてくるスミレなので、
見かける機会が多いかもしれません。
県民の森でも、駐車場や道路の脇、日当たりのよい芝生などで多く見られます。

--
ヒメは小さいという意味で使われ、
上記3種の中でも一番小さい。



柱頭はカマキリの頭形。
側弁基部は有毛。



距はやや太く短め。

全体無毛であることが多い。



葉は三角状披針形で波打つ傾向。
裏面は紫色を帯びることが多い。
葉柄の翼はほとんどない。

スミレの葉はへら状で葉柄に明瞭な翼がある。
アカネスミレは卵型〜長三角形で、白毛が密生するものが多い。


(20150416)

(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.04.28 Thursday 11:44 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [8] マルバスミレ

マルバスミレ
[Viola keiskei]



(20160423)

今、宮川渓谷沿いなどで多く見られる白いスミレです。
葉が丸っぽくて、全体に毛が多いことが特徴。

--

丸みのある純白の花弁は、
わずかにピンクを帯びることもある。



側弁基部は普通無毛。
写真のようにまばらに毛があることもある。(品種ヒゲケマルバスミレ)
柱頭はカマキリの頭形。



花柄や萼片は粗い毛が生えることが多い。



葉は卵型で基部は心形。
粗い毛が目立つ。



葉裏は淡緑色。

全体に粗毛があることが多いが、
まれに無毛のものもある。(品種ケナシマルバスミレ)



崩落した土手の、土が見えるようなところに多く、
雨がはねて泥だらけのものをよく見かける。

アオイスミレも丸い葉だが、花の時期や色が違う。
アオイスミレが終わる頃にマルバスミレが咲きはじめる。

---


(20150411)


(20150416)



(20150413)


(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.04.26 Tuesday 14:49 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [7] シハイスミレ

シハイスミレ
[Viola violacea var.violacea]


(20160410)

春本番を迎え、県民の森ではいよいよシハイスミレが目立ってきました。

宮川渓谷からミツモチ中腹まで広い範囲で多く見られ、
県民の森を代表するスミレのひとつと言えます。

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花は紅紫色で、色の濃淡には幅がある。



柱頭はカマキリの頭形。
側弁基部は基本的に無毛。



距は細くて長め。



葉は長めのハート形。

シハイスミレは「紫背菫」で、
葉裏が紫色を帯びることが大きな特徴であり、
その名の由来になっている。

ほかに、ヒナスミレやフモトスミレなども葉裏が紫色となるが、
花の色や形などから見分けることは難しくない。



上弁はしばしば後方に反り返る。



花の色が薄いもの。


(20150404)

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【マキノスミレ】変種
[Viola violacea var.makinoi]


(20150412 宇都宮市)

シハイスミレの変種にマキノスミレがあります。
県民の森では確認されていませんが、
混乱しやすいので参考に掲載します。

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シハイスミレに比べると葉の形は長細く、
垂直に立ちあがって花より高くなる。
裏面の紫色は淡く、
シハイスミレのように一面濃紫色になることはない。




花の色はシハイスミレより濃くなる傾向がある。

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※スミレはそれぞれ個体差があり、
変種や品種、雑種も多く存在するので、
一株だけでの判断が難しい場合が多々あります。

※必要に応じて情報の追加修正や、
より特徴が分かる写真に差し替えていきます。
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2016年4月18日現在、
宮川渓谷周辺では以下のスミレを確認。
タチツボスミレ、シハイスミレ、エイザンスミレ、アケボノスミレ、マルバスミレ、ヒメスミレ、アリアケスミレ、ニョイスミレ、フモトスミレ、スミレ


(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.04.18 Monday 14:10 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [6] アケボノスミレ

アケボノスミレ
[Viola rossi]


(20160403)

前回のエイザンスミレは葉の形が特徴的でしたが、
アケボノスミレも葉が展開する前に花が咲く個性的なスミレです。

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花弁の紅紫色が曙の空の色になぞらえられたのが名の由来。



花柱はカマキリの頭型。
側弁基部にはまばらに毛があるか、無毛。



萼片は丸みがあり、
距は丸くて太い。



葉はハート形で両面に毛がある。
表面は明るい緑色で、裏面は紫色を帯びるものもある。

出はじめの葉は基部が巻いたラッパ状で、
花が咲いても完全には展開しない。



花柄、葉柄がそれぞれ1本ずつ、
地面から直接伸びる姿も独特。


(20150426)

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※スミレはそれぞれ個体差があり、
変種や品種、雑種も多く存在するので、
一株だけでの判断が難しい場合が多々あります。

※必要に応じて情報の追加修正や、
より特徴が分かる写真に差し替えていきます。
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(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.04.16 Saturday 13:13 | comments(0) | - |

けんもりスミレ図鑑 [5] エイザンスミレ

エイザンスミレ
[Viola eizanensis]
◇別名:エゾスミレ


(20160403)

宮川渓谷にエイザンスミレが増えてきました。

清楚なイメージがあるスミレの中にあって、
大ぶりで華やいだ雰囲気のあるスミレです。

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花は淡いピンクを帯びるが、
赤みが強いものから白色に近いものまで幅がある。



花柱はカマキリの頭部形。
側弁基部は有毛。



距は太く短め。
萼片の付属体には切れ込みがある。



別個体。



他のスミレと大きく異なる特徴が深く裂けた葉の形。
基部で3裂してからさらに裂ける。

近似種のヒゴスミレは基部で5裂し、裂片はさらに細い。
日当たりのよい草原に見られるのでエイザンとは分布が異なる。



花色が白に近いものも多く、
白花品種はシロバナエゾスミレといわれる。

また、葉が単葉化して切れ込みが目立たない形になるヒトツバエゾスミレという変種や、
他のスミレとの交雑種も存在するので、変わった葉の形のエイザンスミレは要注意。

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(20150413)


(20160409)


(20150416)

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※スミレはそれぞれ個体差があり、
変種や品種、雑種も多く存在するので、
一株だけでの判断が難しい場合が多々あります。

※必要に応じて情報の追加修正や、
より特徴が分かる写真に差し替えていきます。
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(アクツ)

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スミレ図鑑 | 2016.04.11 Monday 13:28 | comments(0) | - |

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