インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

ブナの樹の下で


県民の森もツツジのシーズンが早々とはじまり、毎日、新緑を楽しむ方々がいらしています。

宮川のヤマツツジも、終盤ですね。いまは第二展望台のツツジ園が、ピーク。
季節が山を駆け上っております。


さてさて、この季節は宮川を歩いていると、いろんなものを拾います。


流れに溜まる、なにやらポアポアした毛玉みたいなモノたち。


岩の上にも。


実はこれ、ブナ類(ブナかイヌブナ)の雄花なんです。

宮川にはイヌブナやブナが多く生えているので、流れのそこかしこにふわふわと散りかかっています。

そして、このブナ類の花、動物たちも大好き。
ツキノワグマも好きなようで、花ばかりが入った糞も落ちています。



これはムササビが食べた後に捨てた、ブナの小枝なのですが…


よく見ると、雌花(果実のもと)は残して、雄花だけ食べています。
同じような小枝が、近くにもバラバラと…

雌花のほうがカロリーが高いように思えるのですが、このムササビにとって、雄花にはなにか魅力的な要素があるのでしょうか?




こちらは、風で落ちてきたブナの雌花…というより、もう「若い実」と云ってよいですね。


殻斗の先がひらいていて、中の三角錐のドングリが見えています。
熟す前は、結合部は癒着していると思っていたのですが、熟す前から裂けているのですね〜
ちょっとした発見でした!


あと、こちらも強風の翌日に拾ったもの。


野菜のようですが…さーてなんでしょう?


剥いてみると、白い中身が…


じゃん!こちらが答えです〜
ホオノキの蕾。

とても香りが強く、展示室いっぱいに甘酸っぱい香りが漂っています。
これらブナの青い実とホオノキの蕾は、しばらく森林展示館で展示していますので、ぜひ見にきてください〜

さーて、今度の台風のあとは、なにが拾えるかな?


(遠山)
森のひろいもの | 2015.05.11 Monday 16:26 | comments(0) | - |

冬の森いろいろ



一昨日は冬至でした。
これからは夏に向けて、どんどん日が長くなると思うと、ウキウキする案内人2号です。

ふもとから見る高原山も、日々、白さを増しています。


そして本日はクリスマスイブ。
今日と明日の、森林展示館窓口スタッフはこの方々です(笑)



標高600mほどの宮川遊歩道では、まだ根雪にはなっていませんが、それでも低気圧のきた翌日は真っ白に。

<創造の滝>も、なかなか素敵な風情になってきました。
(12/16撮影)
氷柱を撮りにいらっしゃるみなさんは、岩場の凍結で滑らないようにご注意ください!


そんな寒い季節でも、案内人は森に「オモシロイモノ」探しに出かけますよ。


ウサギの糞。
シカより丸っこく、やや大きめで黒光沢が無い感じです。
何か食べに来たのかなー?



フジの実。
(12/7森の集い中に拾いました)

マメ科なので、さやの中にお豆さんがはいっています。
豆は平べったくて、おはじきにできそう…

聞いた話では、食べられるそうです!ご年配のボランティアさんによれば、子供の時によく拾って炒って食べたそうな。
さっそくストーブで炒ってみたら、昔、父がよくビールのつまみにしていた「はじき豆(干し空豆を炒ったもの)」そっくりのお味…



ノササゲの美しい実。


凍った沢で、ふわふわなミツマタのつぼみが、陽の光をあびていました。
冬来たりなば春遠からじ。


風を避けてくぼ地にかがみ、陽だまりでじっとしていると、暖かさが沁みてきます。
生きものたちもそうなんでしょうね〜

厳冬期はまだ先だけど、がんばって乗り切りましょう!


(遠山)


 
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森のひろいもの | 2014.12.24 Wednesday 14:13 | comments(0) | - |

フクロウの羽根



先日、ミツモチから八海山神社へ歩いた時に鳥の羽根をひろいました。
長さ11cmほど。

図鑑で調べてみると、オオコノハズクの羽根のようです。
体長25cm前後の小さなフクロウの仲間。



拡大して見てみると、羽根の表面に細かな毛が生えているのがわかります。
このおかげで夜の森を羽音をたてずに飛んで、
獲物を狩ることができるのですねー。

(アクツ)
 
森のひろいもの | 2014.11.09 Sunday 13:50 | comments(0) | - |

コサメビタキ?の古巣ひろった♪



巡回中に、鳥の巣を拾いました!

アスファルトの上にポテッと落ちていたもの。
状況から見て、木から落ちてきたっぽい。

本体の直径は8僉∋査臓覆劼覆収まってる空間)はわずか4僂曚鼻
かなり小さめの小鳥ですね。


外は地衣類でおおわれていて、かなりしっかりと作られています。

なんだかドーナッツみたいだ…



産座はよく見ると、シカの毛がいっぱいはいっていました〜♪
(白くて細い糸のようなもの)



ほいっと、裏側。
中は苔類をみっちり詰めた構造らしい。

底が扁平でどこかにくっついていたような造りなので、大きさや巣材からも、コサメビタキなのではないかと思われます。

スズメより小さな小鳥で、
県民の森では夏に宮川渓谷沿いなどで繁殖します。
大木の太い横枝の上に、樹のコブに模してつくられたような、特徴的な巣をかけます。



真横から見ると、底の面がやや湾曲してへこんでいるかんじ。
太い枝に乗っかってたのがよくわかりますね〜

そういや拾ったあたりで、夏にコサメちゃんがさかんに餌運んでましたなー

思わぬ、素敵な拾いものでした(*^-^*) 
そのうち、森林展示館でも展示しようと思うので、お楽しみに!



※一部の例外を省いて、多くの小鳥類は毎年、巣を作りかえます。
 このような使用後の巣は、もう使うことはないので持ち帰っても鳥は困りません。ご安心ください。


(遠山)

 
森のひろいもの | 2014.09.29 Monday 16:23 | comments(0) | - |

森のひろいもの


森林展示館まわりの葉の色も日々少しずつ色づいてきて、
いろんな木の実も目立ってきました。

森林展示館の周辺を一回りしてひろったものなど、
展示館の受付前に展示してます。

それぞれの答えは↓
続きを読む >>
森のひろいもの | 2014.09.25 Thursday 10:53 | comments(0) | - |
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