インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

コアジサイ情報

6月に入り、関東もあっという間に梅雨入りしてしまいましたね。
梅雨時期のけんもりといえば、
『コアジサイ』の季節!
そこで構内の開花状況をお知らせいたします。

林道高原線のヒノキ林作業道内のコアジサイ
高原線周辺のコアジサイは青みが強いように感じます。

ん?

あれれ?

見てお分かりのとおり、
すでにピークを過ぎてしまっていました…(-_-;)
一昨日の雷雨で追い打ちをかけられたのかもしれません。
先週が見頃だったようです。
ですが、中には綺麗な新鮮な花もまだ残ってるようなので、ぜひ足を運んでみて下さい!

構内の巡視中にはアサギマダラを見かけました。
綺麗なあさぎ色がかすかに見えますね。
今年もけんもりへ渡って来てくれたのかと嬉しくなります。
育樹祭記念緑地から宮川上流に抜ける遊歩道沿い
こちらは白っぽいコアジサイのようです。

こちらは丁度見頃を迎えています!

高原線のように株がたくさんあるわけではありませんが、

今週末ならこちらがオススメです。

 

コアジサイのポイントの詳細につきましては、

森林展示館で詳しくご案内しておりますので、窓口へお立ち寄りください。

最後にミツモチの丘からの夏雲
また今年も暑い夏がやってきますよ〜
(本多)
自然情報(植物) | 2018.06.14 Thursday 14:25 | comments(0) | - |

アリに種子を運んでもらう植物たち。

植物たちは、自分の子孫を広範囲に広めるために、

種子をできるだけ遠くに運ぼうと、様々な工夫をしています。

 

例えばタンポポの仲間は、種子に綿毛を付けて、風に乗って飛んでいけるようにします。

通称くっつき虫と言われるオナモミ、アメリカセンダングサなどは、種子にトゲを付けて、動物や人間の服にくっつきます。

サクラ・ミズキなどはおいしい果実をつけて鳥に食べてもらいます。

ナラ、カシなどは栄養豊富な堅果をリスが土の中に貯蔵してくれます。

 

今回ご紹介するのは、種子にエライオソームという栄養豊富な物質を付けることで、アリに種子を運んでもらう植物です。

カタクリ、スミレの仲間、アケビ、ホトケノザなどがそうです。

 

ちょうど宮川沿いでカタクリの種子が熟していたので採集し、

実際アリが運ぶのか実験することにしました。

 

 

 

 

 

種子の先端についている薄黄色の物質がエライオソームです。

 

 

 

展示館前の石畳の間にあったアリの巣の前においてみました。

 

 

早速アリがエライオソームに食いつきました!

 

 

動画の撮影に成功したのでご覧ください!

本当に巣の中に運んでいきました!

 

ちなみにエライオソームを取った後の種は不要になるので、アリは巣の外に捨てます。

このようにして、カタクリは広がっていきます。

 

アリは栄養豊富なエライオソームを食べられ、

カタクリは種子を散布できるというwin-winの関係となっています。

 

植物の巧妙な生存戦略には驚かされるばかりです。

 

(阿久津 瞳)

自然情報(植物) | 2018.05.31 Thursday 10:47 | comments(0) | - |

宮川渓谷の花たち

現在、宮川渓谷に咲いているいろいろな花をご紹介いたします。

 

 

一番目立つのが、こちらの青紫色をしたラショウモンカズラです。

あちこちで群生して見事です。

 

 

こちらはミツバウツギ。

 

 

クワガタソウも開花確認致しました。

 

色が鮮やかだったり、花が大きかったりする花は目に留まりやすいですが、

色が地味だったり、小さかったりして、よく目を凝らさないと見逃してしまう儚げな花もひっそりと咲いています。

 

 

マルバコンロンソウ

 

 

ツクバキンモンソウ

 

 

ユキザサ

 

 

チゴユリ

 

 

タチシオデ

 

 

ニシキギ

 

花の姿や名前を図鑑やブログで知っていても、実際に自分の目で実物を見つけるととてもうれしくなります。

ぜひ宮川渓谷に足を運び、この花たちに会いに来てください。

 

(瞳)

自然情報(植物) | 2018.05.02 Wednesday 11:18 | comments(2) | - |

【速報】GWはツツジが見ごろです!

本日、ミツモチから展望台を回るコースを巡視してきましたので、
とり急ぎツツジの状況をご報告します。
登山道西コースを登っていくと、3つのツツジが咲いていました。
ヤマツツジにゴヨウツツジ(シロヤシオ)とトウゴクミツバツツジの競演。

新緑に純白と深紅が目に染みます。

ゴヨウツツジとトウゴクミツバを楽しみながら登っていくと、

ミツモチ山頂近くではアカヤシオが咲き残っていました!

GW期間中は残っていてほしいですね。
カタクリは山頂周辺だけほんの少し。

第2展望台のツツジ園はトウゴクミツバとゴヨウツツジが見頃。
ヤマザクラはこれからですが、早い株は咲きはじめてますので、
3色のツツジトンネルはGWが絶好のチャンスです。

現在、ヤマツツジはキャンプ場から第1展望台周辺が見頃になってます。
今年は花の季節が早いので、どうぞお見逃しのないように。
(アクツ)
自然情報(植物) | 2018.05.01 Tuesday 15:56 | comments(0) | - |

ツツジ開花情報

やってきましたゴールデンウィークき

連休初日の今日は、昨日キャンプ場がOPENしたこともあり、

お子様連れのご家族が多数見受けられました。

連休前半は天気も安定しているようなので、お出かけには最高ですね!

 

森林展示館周辺では、ヤマツツジの赤とゴヨウツツジの白、青い空、新緑の緑があいまって目に鮮やかな風景をお楽しみ頂けます。

 

 

今年は全体的に植物の成長が早く、ツツジ類も昨年より早く開花しております。

矢板のツツジを見逃さないよう開花情報をお知らせいたします。

 

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【宮川渓谷上流】トウゴクミツバツツジピーク過ぎ、ヤマツツジ見頃

【宮川渓谷下流】ヤマツツジ見頃(少ない)

【キャンプ場周辺】トウゴクミツバツツジピーク過ぎ、ヤマツツジ見頃

【第一展望台〜第二展望台】トウゴクミツバツツジ見頃、ゴヨウツツジ咲きはじめ、ヤマツツジ咲きはじめ

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(本多)

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自然情報(植物) | 2018.04.28 Saturday 14:27 | comments(0) | - |

樹木の芽吹き

早春の花が出揃い、見ごたえのある宮川渓谷となってきました。

そして、これからの時期は「新緑」

樹木の葉が展開してくるときです。

 

今回は樹木を中心にチェックしてきました!

 

今、宮川で一番萌黄色に目立っているのは

イヌブナ。

雄花、雌花と葉が展開しています。今年は豊作かもしれませんね。

葉は、まだ柔らかくシナシナ〜としています。

ムササビにとってはこの時季だけのご馳走。

宮川ではムササビの食べた痕「食痕」を見つける事もありますので、散策がてら捜してみるのも楽しいです。

こちらはトチノキ。まだベトベトしてました。

これはベニバナトチノキ。

マロニエとアカバナアメリカトチノキとの雑種で、トチノキのようなベトベトがありません。

コアジサイ。

今年も綺麗な花を期待しています。

葉がブラシのように詰まって出てきているカラマツ。

これで歯を磨けそうな気がします。

イロハモミジの早いものは花の蕾もありました。

葉は綺麗に折りたたまれていたのがよくわかります。

これから掌状に展開していきます。

 

花が終わり、葉が出てきているものもありました。

フサザクラや

こちらはキブシ。

花序が目立つので遠くからでも見つけやすいですね。

 

宮川では他にもさまざまな樹木の芽吹きが始まっています。

 

 

毎春、植物を観察していると

なんだか元気が出てきて前向きな気持ちにさせてもらえます。

それは芽吹きに強い「生命力」が感じられるからだと思います。

私はそんな早春の時期が一番好きな季節です。

皆さまも花や樹木の芽吹きを観察しにおでかけしてみてはいかがでしょうか。

 

(本多)

 

 

 

 

 

 

 

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自然情報(植物) | 2018.04.07 Saturday 12:07 | comments(0) | - |

早春の花が勢ぞろいです!

4月に入り、暦では「清明」の季節。
万物が春の息吹を謳歌する時期。
宮川渓谷でも次々と春の花が咲きだしています。

葉の形状が独特なエイザンスミレが素晴らしい芳香を放っています。

丸く白い花弁がかわいいマルバスミレ。

シハイスミレは県民の森を代表するスミレ。

引き込まれるような深い紫のスミレ(マンジュリカ)。

アズマイチゲやキクザキイチリンソウも咲きそろってきました。

水辺の近くではニリンソウが咲きはじめたところ。

カタクリは開けたところではピークを過ぎつつありますが、場所によっては新鮮な花が見られる場所も多いです。

そして昨日、展示館前のソメイヨシノが開花しました。
今まさに、春の花が勢ぞろいしつつある県民の森です。
GWまでの毎週日曜日、ガイドウォークのイベントがありますので、ご興味がある方は是非ご参加ください。
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今週末は【スミレ逍遥2018 @県民の森】の第2回を開催します。
 
今回は10種以上のスミレをご案内できそうです。

●日時:4月8日(日)・22日(日)・29日(日祝)・5月6日(日)
●時間:10:00〜11:30
●場所:県民の森 森林展示館〜宮川渓谷周辺
●対象・どなたでも
●定員:10名程度(先着順)
●料金:500円
●申込:予約不要。開催時間前に森林展示館窓口にて。
●問合せ:県民の森管理事務所
 ☎0287-43-0479(8:30〜17:00)
※小雨決行・荒天中止
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来週末は【森の集い「好きです!春の花」】を開催。

カタクリやキクザキイチゲ、スミレ類など、森が新緑に覆われる頃には消えてしまう「早春の花」を中心に観察します。

≪要予約≫
●日時:4月15日(日) 9:30〜12:00
●場所:県民の森 森林展示館〜宮川渓谷周辺の遊歩道
●講師:田代俊夫先生(栃木県シダの会会長)
●対象・栃木県在住の方
●定員:20名(先着順・定員になり次第締切となります
●料金:無料
●申込:受付中。お電話でお申し込みください。
●申込先:県民の森管理事務所
 ☎0287-43-0479(8:30〜17:00)
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(アクツ)
 
自然情報(植物) | 2018.04.06 Friday 15:29 | comments(0) | - |

県森の春がやってきました!

暖かい日が続いていましたが、寒が戻って今日は寒い雨降り。
 
ではありますが、
先週末、宮川渓谷では早春の花が一斉に咲き始めました!
 
県民の森の2018シーズンがついに開幕です!

18日に早春の主役、カタクリが開花!
例年は気が早い一株が咲いて、順次ぽつぽつと増えていくのですが、
今年はつぼみが出揃ってから一斉に咲きはじめました。

宮川渓谷全域で大きなつぼみが多数出てますので、
今週末に天気が回復したらカタクリの見頃が始まるかもしれません。

キクザキイチゲの花を見つけました。

ハルトラノオも春一番に咲く花。

クロヒナスゲ。

まだ小さなカキドオシ。
これからどんどん伸びていきます。

ヒメオドリコソウ。

アオイスミレも一斉に咲きはじめています。

日当たりの良い場所ではコスミレや

タネツケバナが気持ち良さげに日向ぼっこ。

とてもとても小さなキュウリグサの花は、

アップにしてみるとかわいいのです。

トキワハゼの花も愉快愉快。
 
今は毎日、何かしら新しい発見がある楽しい季節。
ぜひ県民の森で足元の小さな春を見つけてみてください。
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4月〜5月にかけて、スミレや早春の花の観察を中心としたガイドウォークの開催を予定してます。詳細は追ってお知らせいたします。
 
(アクツ)
 
自然情報(植物) | 2018.03.19 Monday 15:13 | comments(0) | - |

「大寒」の冬芽チェック

年が明けて、あっという間に3週間。
本日「大寒」に入り、
次の節句はいよいよ「春分」。
そろそろ暖かい春が待ち遠しくなってきましたね。

構内で年明け最初に花咲くのは、
体験の森の植栽マンサク。
もしやと思って立ち寄ってみたら、
やっぱりすでに咲いていました(汗)

抜ける青空と黄色の吹き流しのコントラストが美しい。
ああ至福。

「まんさく、まず咲く、まんず咲く」などと呟きながら
ミツモチの丘に上って育樹祭会場跡緑地を眺めます。
右奥に羽黒山が見えます。
そろそろロウバイが見頃になっている頃でしょうか。

もうひとつの気になっていた花木はミツマタ。
こちらの開花はまだ先のようですね。
ふくらんだ蕾たちは銀毛のビロードに覆われて暖かそう。
このところ寒さが緩んでますが、
実際はこれからが厳寒期。
生きものたちはそれぞれ独自の越冬方法で、
冬の寒さや乾燥を耐えています。
見回してみると、ミツマタのほかにも
ふかふかな冬芽がいくつか見つかりました。

ふかふか冬芽の代表格、コブシ。
長めな毛がふさふさと密生していて
ゴージャスなコートのようです。

ナツツバキも堅い芽鱗が落ちて、
内側の暖かそうな軟毛が目についてきてます。

絹のような、なんとも上品な手触りです♪

事務所玄関前ではオキナグサが芽を出しはじめています。
こちらは柔らかそうな長い毛で動物的な雰囲気。
オキナグサは河原などで北風に耐える必要があるためか、
茎も葉も花も毛深いですねー。
日に日に膨らんでくるこれらの芽をチェックするのが、
これからの楽しみのひとつです。
(アクツ)
自然情報(植物) | 2018.01.20 Saturday 11:49 | comments(0) | - |

秋色の花の咲きはじめです

秋の彼岸間近の県民の森。
展示館周辺ではゲンノショウコの花が目立ってます。
白が多いですが薄いピンクの花も見かけますね。
キバナアキギリも花が落ちはじめてきました。
宮川渓谷の盛夏を彩ったレンゲショウマは花が終わって独特のフォルムをした袋果が出来はじめています。
フィールドはすっかり秋の気配。
心地よい秋の風に吹かれながら構内を歩いてきました。
路上に落ちているドングリの小枝は、
ハイイロチョッキリの仕業。
よく見ると殻斗に産卵痕が見つかります。
見上げると若いドングリが鈴なりに。
どうやら今年は豊作のようですね。
宮川渓谷を中心にヤマジノホトトギスが次々に開花中。
アキノキリンソウが咲きだしていました。
サラシナショウマも開花。
テンニンソウも。
そしてようやくダイモンジソウも開花しました。(9/15初確認)
今年は滝が枯れることも多くて乾燥しているのが悪いのか、ほとんどが蕾状態で見頃はこれからになります。
干上がった河床に大きなハナニガナの株。
金平糖みたいなタデ科のかわいい花が咲いていました。
だがしかし、棘だらけの姿からママコノシリヌグイという強烈な名を付けられています。
毎度おなじみ、ツリフネソウのぐるぐる。イイネ。
春から大きな葉だけが目立っていたオオバショウマも花をつけました。
キツネノマゴもまだ咲いてます。
またまた紛らわしい秋の野菊の季節。
ちゃんと復習しないと(^^;
とりあえずここはユウガギクの群落。
下刈り作業の後に落ちていたツチアケビの熟した果実。
林道沿いにはキクイモの鮮やかな黄色と、
あふれんばかりのイタドリの小さな白い花が目立っています。
ススキ原のアケボノソウも咲き進んできています。
仲間のセンブリやリンドウたちが咲きだす頃には、さらに秋が深まっていることでしょう。
(アクツ)

 

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自然情報(植物) | 2017.09.17 Sunday 13:51 | comments(0) | - |

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