樹木の芽吹き
早春の花が出揃い、見ごたえのある宮川渓谷となってきました。
そして、これからの時期は「新緑」
樹木の葉が展開してくるときです。
今回は樹木を中心にチェックしてきました!
今、宮川で一番萌黄色に目立っているのは
イヌブナ。
雄花、雌花と葉が展開しています。今年は豊作かもしれませんね。
葉は、まだ柔らかくシナシナ〜としています。
ムササビにとってはこの時季だけのご馳走。
宮川ではムササビの食べた痕「食痕」を見つける事もありますので、散策がてら捜してみるのも楽しいです。
こちらはトチノキ。まだベトベトしてました。
これはベニバナトチノキ。
マロニエとアカバナアメリカトチノキとの雑種で、トチノキのようなベトベトがありません。
コアジサイ。
今年も綺麗な花を期待しています。
葉がブラシのように詰まって出てきているカラマツ。
これで歯を磨けそうな気がします。
イロハモミジの早いものは花の蕾もありました。
葉は綺麗に折りたたまれていたのがよくわかります。
これから掌状に展開していきます。
花が終わり、葉が出てきているものもありました。
フサザクラや
こちらはキブシ。
花序が目立つので遠くからでも見つけやすいですね。
宮川では他にもさまざまな樹木の芽吹きが始まっています。
毎春、植物を観察していると
なんだか元気が出てきて前向きな気持ちにさせてもらえます。
それは芽吹きに強い「生命力」が感じられるからだと思います。
私はそんな早春の時期が一番好きな季節です。
皆さまも花や樹木の芽吹きを観察しにおでかけしてみてはいかがでしょうか。
(本多)
早春の花が勢ぞろいです!
●日時:4月8日(日)・22日(日)・2
●時間:10:00〜11:30
●場所:県民の森 森林展示館〜宮川渓谷周辺
●対象・どなたでも
●定員:10名程度(先着順)
●料金:500円
●申込:予約不要。開催時間前に森林展示館窓口にて。
●問合せ:県民の森管理事務所
☎0287-43-0479(8:30〜17:00)
※小雨決行・荒天中止
カタクリやキクザキイチゲ、スミレ類など、森が新緑に覆われる頃に
≪要予約≫
●日時:4月15日(日) 9:30〜12:00
●場所:県民の森 森林展示館〜宮川渓谷周辺の遊歩道
●講師:田代俊夫先生(栃木県シダの会会長)
●対象・栃木県在住の方
●定員:20名(先着順・定員になり次第締切となります
●料金:無料
●申込:受付中。お電話でお申し込みください。
●申込先:県民の森管理事務所
☎0287-43-0479(8:30〜17:00)
県森の春がやってきました!
「大寒」の冬芽チェック
秋色の花の咲きはじめです























秋の気配〜レンゲショウマ情報〜
最近パッとしないお天気ばかり。
掃除や洗濯もなかなか気持ちよくできず、
気分もなかなか上がらないのは私だけでしょうか
先日ちょっとした晴れ間があったので、今しかないと思い、宮川を歩いてきました。
春先から渇水していた宮川は、連日の雨で下流の”反省の滝”まで復活!
この創造の滝は、近くに寄るとしぶきが感じられるほどになりました。
一番気になっていたのがレンゲショウマの咲き具合。
上流はちょうど見頃を迎えていました。
うす暗い林内で透きとおった白い花びらに、玉のような蕾が愛らしいですね
下流は蕾のほうが多いような気がします。
今週中が見頃となりますので、まだご覧なってない方はぜひお早めにお越しください。
場所によっては薮の中に埋もれていたりして観察しにくい場所がありますので、
レンゲショウマの詳しい事については森林展示館へお問い合わせ頂ければ、ご案内させていただきます。
レンゲショウマ以外にもお花が続々咲きはじめています。
宮川では、カノツメソウがよく目につきます。ダケゼリ(岳芹)とも言われています。
小さな白い花が可憐で、白い線香花火のよう
BBQ広場近くの遊歩道からのぞくと…
イワタバコの花が終盤を迎えておりました。
観察や写真撮影される方は落ちないように気を付けてくださいね!
キツネノカミソリ
春先に伸び出す白みがかった葉をキツネの剃刀にたとえた名前だそう。
モミジガサ
春先にでる若葉は山菜としても親しまれていますね。
ゲンノショウコ
西日本では紅紫色が、東日本は白いものが多いようです。
オクモミジハグマ
カシワバハグマはまだ蕾。花はこれからです。
一足先に先客がいました!!
ちょうどバッタが脱皮直後の休憩中
記念に抜け殻シリーズを集めているスタッフのため、抜け殻だけお持ち帰りさせてもらいました。
頑張って大きく成長してね〜
ヌスビトハギ(盗人萩)
果実の中央の節の所で大きくくびれ、鞘が二つ並びます。果実の表面には密生したカギ状の毛で動物や衣類にくっついて種を運びます。
それにしてもおもしろい名前です。
名前の由来としては「実の形が盗人の忍び足に似ている」「実が知らない間にこっそり服に付くのが盗人っぽい」などと諸説あるそうです。
アキノギンリョウソウ
ギンリョウソウによく似ていることから、ギンリョウソウモドキとも言われています。
ツリフネソウ
細い距がくるくると渦を巻いているのが何とも可愛らしいです
マツカゼソウ
日本に自生するミカン科の草本。葉などに柑橘系ではない、独特の匂いがあります。
クリの実のトゲもだいぶ硬くなって、手で握ると痛くなってきした。
秋の花も咲きはじめ、森は秋の気配が漂っています。
(本多)
夏へ向かう宮川渓谷
コアジサイが咲き始めました
関東、梅雨に入りましたね。
これから雨が続くと思うと、少しお出かけしにくくなります。
ですが、そんな梅雨時期にしか見れないお花を見に行かれるのはいかがでしょうか。
県民の森では順次、コアジサイが咲きはじめていますよ。
そのコアジサイについて状況をお知らせいたします。
現在、森林展示館周辺は見頃を迎えております。
特に宮川沿いのBBQ広場裏の斜面ではコアジサイが見事です。
BBQをしながらコアジサイ観賞なんてのもいいですね。
展示館北の山の神周辺
群生しているので絵になりますね〜
林道高原線沿いの林床には咲きはじめのコアジサイ
天気が良ければ第一展望台からはこんな景色がみられます。
第一展望台周辺はまだつぼみが多いようです。
見頃は6月第4〜5週目あたりでしょうか。
ここでコアジサイの花について雑学!
コアジサイの特徴は、アジサイ類に特徴的な装飾花がないところです。
装飾花と言われてもなんのこっちゃかわかりませんよね。
アジサイ類には萼が変形した装飾花があり、本当の花は真花というものです。
半分しか咲いていない訳ではなくて、目立ちやすい装飾花で虫にアピールしているといわれています。
コアジサイは装飾花はないですが、小さな真花が集まって可憐な感じがして可愛いですね。
梅雨時期の遊歩道は大変、足元が滑りやすくなっておりますので
散策される方はご注意して下さい。
また、この時期はヤマビルが活発になる時期でもありますので肌を露出せず、
遊歩道からは外れないようお願いいたします。
詳しくは森林展示館へお問い合わせの上、周辺の状況や足元の確認をお願いいたします。
(本多)
新緑の宮川渓谷
GW直前の宮川渓谷の状況をお知らせします。






















ミツモチ山
GW頃が見頃になるかと思われます。


ミツモチ山はこれからどんどんいい時期になっていきますよ。
(アクツ)