インタープリターブログ/県民の森(栃木県)

 

赤滝〜夏の県民の森おすすめスポット〜

今回は、県民の森の中でも知る人ぞ知る隠れスポット、「赤滝」をご紹介いたします。

 

 

神々しい雰囲気の滝です。

滝が流れる岩石の下半分が赤色のため、赤滝と呼ばれています。

修験道の修行所としても知られ、滝の横には赤い鳥居とお社があり、剣が幾つも奉納されています。

 

辺りは涼しく、これから暑くなる夏の季節は大変おすすめの場所です。

岩場が滑りやすくなっているため、お越しの際は足元には十分お気をつけください。

 

本日、赤滝周辺を巡視してきたところ、色々な花も見られました。

 

 

こちらはタマアジサイ。手前に見える蕾が玉のようなのでこの名がついています。

 

 

ヤマハギの花も咲いていました。

 

車道脇のマタタビは実が膨らんできていました。

 

 

滝へ続く車道脇の木々が茂ってきていたので、整備作業も行いました。

 

赤滝への行き方は栃木県県民の森にある森林展示館の窓口でもご案内しております。

お気軽にお越しくださいませ。

 

 

(阿久津 瞳)

 

 

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自然情報(その他) | 2018.07.04 Wednesday 14:29 | comments(0) | - |

恋するモリアオガエルたち

 

本日のけんもりはしとしと雨。

こんな日はカエルたちの声がよく聞こえてきます。

森林展示館前の池や滝には毎年やってくるモリアオガエルの卵塊が増えてきましたよ!

毎日カスタネットを叩くような鳴き声が鳴り響き、産卵のピークに入ってきているようです。

 

池の周りに生えている木の上の卵塊。


こちらは創造の滝の上部。

水面までは私の背より少し高いので約2mくらいありますかね。

 

近くでみるとこんなのです。

この卵塊はつやつやしてまだ白さも際立っているので、最近産み付けられたものでしょう。

 

田んぼや池などの水中に産み付ける粒々のにょろにょろした卵とは違い、

モリアオガエルの卵は泡の中にあります。

 

どうやって泡を作り出しているのかというと、

モリアオガエルは普段は山の中に生息する森林性のカエルですが、

繁殖時期の4月〜7月になると池や湿地に集まってきます。

オスは鳴きながらメスを待ちます。

メスが産卵場所にやってくると、オスはメスに抱きつき産卵が始まります。

1匹のメスに複数のオスが群がることもしばしば。

産卵と同時に粘液をだし、オスメスが足でかき混ぜ泡立てるのです。

 

ひとつの泡の中には約300〜800個程の卵が入っていると言われていて、

泡には乾燥を防いだり、温度を一定に保つ効果や外敵から守る役割もあるようです。

 

 

次に、どういう意図で樹上の木の枝に産み付けるのか?

それはオタマが出てくるところをみれば一目瞭然。

これは卵から孵ったオタマが泡の中で動きはじめている卵塊です。

オタマは泡の中で今日のような雨を待ち、雨水と泡と一緒に流され水辺に流れ落ちるという仕組み。

卵塊の下には必ず水辺があります。

逆に言えば、枯れない水辺の真上の枝を選んで産卵しているのです。

(たまに道路沿いの側溝の上や大雨の水溜まりの上などに卵塊を見かけることもありますが…)

 

先日孵ったモリアオガエルのオタマ。

孵ったばかりのオタマのお腹には栄養の袋を抱えています。

しばらくはその栄養で生活します。

水辺に落ちた他のオタマは外敵から見つからないように

そそくさと旅立っていきました。

 

 

 

独特な方法で子孫を残していくモリアオガエル。

7月頃までは展示館周辺で鳴いてるので、運が良ければ会えるかも!

展示館では、そんなモリアオガエルのオタマを展示しておりますので、

ご興味ある方は是非お越しください。

 

(本多)

 

 

 

 

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自然情報(動物) | 2018.06.16 Saturday 15:14 | comments(0) | - |

コアジサイ情報

6月に入り、関東もあっという間に梅雨入りしてしまいましたね。
梅雨時期のけんもりといえば、
『コアジサイ』の季節!
そこで構内の開花状況をお知らせいたします。

林道高原線のヒノキ林作業道内のコアジサイ
高原線周辺のコアジサイは青みが強いように感じます。

ん?

あれれ?

見てお分かりのとおり、
すでにピークを過ぎてしまっていました…(-_-;)
一昨日の雷雨で追い打ちをかけられたのかもしれません。
先週が見頃だったようです。
ですが、中には綺麗な新鮮な花もまだ残ってるようなので、ぜひ足を運んでみて下さい!

構内の巡視中にはアサギマダラを見かけました。
綺麗なあさぎ色がかすかに見えますね。
今年もけんもりへ渡って来てくれたのかと嬉しくなります。
育樹祭記念緑地から宮川上流に抜ける遊歩道沿い
こちらは白っぽいコアジサイのようです。

こちらは丁度見頃を迎えています!

高原線のように株がたくさんあるわけではありませんが、

今週末ならこちらがオススメです。

 

コアジサイのポイントの詳細につきましては、

森林展示館で詳しくご案内しておりますので、窓口へお立ち寄りください。

最後にミツモチの丘からの夏雲
また今年も暑い夏がやってきますよ〜
(本多)
自然情報(植物) | 2018.06.14 Thursday 14:25 | comments(0) | - |

アリに種子を運んでもらう植物たち。

植物たちは、自分の子孫を広範囲に広めるために、

種子をできるだけ遠くに運ぼうと、様々な工夫をしています。

 

例えばタンポポの仲間は、種子に綿毛を付けて、風に乗って飛んでいけるようにします。

通称くっつき虫と言われるオナモミ、アメリカセンダングサなどは、種子にトゲを付けて、動物や人間の服にくっつきます。

サクラ・ミズキなどはおいしい果実をつけて鳥に食べてもらいます。

ナラ、カシなどは栄養豊富な堅果をリスが土の中に貯蔵してくれます。

 

今回ご紹介するのは、種子にエライオソームという栄養豊富な物質を付けることで、アリに種子を運んでもらう植物です。

カタクリ、スミレの仲間、アケビ、ホトケノザなどがそうです。

 

ちょうど宮川沿いでカタクリの種子が熟していたので採集し、

実際アリが運ぶのか実験することにしました。

 

 

 

 

 

種子の先端についている薄黄色の物質がエライオソームです。

 

 

 

展示館前の石畳の間にあったアリの巣の前においてみました。

 

 

早速アリがエライオソームに食いつきました!

 

 

動画の撮影に成功したのでご覧ください!

本当に巣の中に運んでいきました!

 

ちなみにエライオソームを取った後の種は不要になるので、アリは巣の外に捨てます。

このようにして、カタクリは広がっていきます。

 

アリは栄養豊富なエライオソームを食べられ、

カタクリは種子を散布できるというwin-winの関係となっています。

 

植物の巧妙な生存戦略には驚かされるばかりです。

 

(阿久津 瞳)

自然情報(植物) | 2018.05.31 Thursday 10:47 | comments(0) | - |

宮川渓谷の花たち

現在、宮川渓谷に咲いているいろいろな花をご紹介いたします。

 

 

一番目立つのが、こちらの青紫色をしたラショウモンカズラです。

あちこちで群生して見事です。

 

 

こちらはミツバウツギ。

 

 

クワガタソウも開花確認致しました。

 

色が鮮やかだったり、花が大きかったりする花は目に留まりやすいですが、

色が地味だったり、小さかったりして、よく目を凝らさないと見逃してしまう儚げな花もひっそりと咲いています。

 

 

マルバコンロンソウ

 

 

ツクバキンモンソウ

 

 

ユキザサ

 

 

チゴユリ

 

 

タチシオデ

 

 

ニシキギ

 

花の姿や名前を図鑑やブログで知っていても、実際に自分の目で実物を見つけるととてもうれしくなります。

ぜひ宮川渓谷に足を運び、この花たちに会いに来てください。

 

(瞳)

自然情報(植物) | 2018.05.02 Wednesday 11:18 | comments(2) | - |

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